最後に撮影したもの。
もう、わたしは一生この絵を直接見ることはないかもしれない。そう思うと不思議だし感慨深い。
記念すべき第1号だもの。
壁に絵を描くということは、
消さない限りはそこに存在していてくれる。
自分の分身を、
異国にこういった形で残せること。
わたしにとって、
新しい生きる道を見つけたような気がしている。
わたしは絵がうまいわけではない。
技術もない。
それがコンプレックスでもあったというか、
とてもじゃないけど
「わたしは絵を描いています」
だなんて堂々と言えないわけ。
でもでも、
わたしはわたしの道を見つけたよ。
わたしの絵を活かす道を見つけたと思っている。
マレーシアに来る前に自宅の壁で練習をした。
そのとき、本当に、
「これだったのか!!!」
そんな気持ちになったんだよ。
わたしの絵を活かすべき場所を見つけれた。
そんな風に思った。
絵は上手くないけど、
そこにハッピーな世界を振り撒ける自信だけはある。
わたしは、わたしが生きた痕跡をこの世界に残したい、
そんな風にずっとずっと思ってきた。
そして、その方法を見つけた。
そして、ただただ、
自分がやりたいから、
という理由だけで動き出した今回。
後輩ちゃんが色々手配してくれて、
わたしが思い切り描けるような環境を、
本当に大切に作ってくれたことがよくわかる。
最大限に出来ることをやろうとするその後輩の姿勢は、愛そのものだなと思った。
そして、単に自分のワガママで動き出しただけなのに、こんなにもみんな喜んでくれて、そこには本当に愛しかなくて、満たされることしかなかった。
もっともっと、「自分を生きること」に忠実になること。
それは何かを犠牲にして生きることではないこと。
そして、浮かんでしまった望みというものは、
きちんと叶えてあげるべきものだということ。
それを強く強く実感した数日間となりました。
長い人生の中のたった数日間だよ。
やりたいことあるならば、やった方がいいよ。
遠慮して我慢する生き方なんて、
美徳じゃないよ。
そんな風に生きるために、
私たちは生まれたんじゃないんだから。
続きます、、
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